研究課題/領域番号 |
17H07299
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
古賀 鈴依子 福岡大学, 薬学部, 助教 (20804545)
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研究協力者 |
濵瀬 健司
三田 真史
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 分析化学 / アミノ酸 / 光学分割 / キラルアミノ酸 / 代謝関連アミノ酸 / 多次元HPLC / メタボロミクス / 三次元HPLC |
研究成果の概要 |
本研究では、代謝関連アミノ酸であるシトルリン、オルニチン及びホモシトルリンを対象とし、D体L体を区別した含量解析が可能な分析装置の開発を達成した。 生体内の微量代謝関連キラルアミノ酸の正確な検出・定量を可能とするため、アミノ酸を蛍光誘導体化し、異なる分離モードを組み合わせた多次元HPLCを用いて分析システムを構築した。開発した分析法を用いて生体試料の分析を行った結果、夾雑成分の影響をほとんど受けることなく極めて良好な分析が可能であり、様々な代謝関連キラルアミノ酸がヒト及びマウス生体試料中に含まれていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、代謝関連アミノ酸として尿素回路関連アミノ酸を対象とし、多次元HPLCシステムにより、D体とL体を区別した高選択的分析法の開発を達成した。本分析法により、従来困難であった生体試料中の微量代謝関連アミノ酸の正確な検出・定量が可能となり、生体試料中に様々な代謝関連アミノ酸が存在することを明らかにした。今後、本分析法を用いた代謝関連アミノ酸のキラル識別定量を通じて、新規診断指標・診断法の開発により人々の健康維持やQOL向上への貢献が期待できる。
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