研究課題/領域番号 |
17H07311
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
松尾 健治 熊本学園大学, 商学部, 講師 (60805175)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 組織衰退 / 比較事例研究 / 鐘紡 / 東洋紡 / レトリカル・ヒストリー / 組織学習 / 紡績企業 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、過去に成功した組織が衰退する場合、なぜどのようにして衰退するのかを解明することであり、本邦の紡績企業を対象に比較事例研究を行った。研究成果は大きく次の4つに分類される。第一に、鐘紡における意思決定に関連する意図と行為、その結果に関する分析の精緻化による研究成果。第二に、鐘紡と他の紡績企業の比較による研究成果。第三に、副次的な研究成果として挙げられる、レトリカル・ヒストリーおよび組織スティグマに関する新たな理論的発見。第四に、鐘紡と東洋紡の存否を分けた要因の部分的解明、である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過去に成功を収めた組織が衰退するメカニズムについては、従来、学術的理論においても、社会一般においても、主に成功体験の慣性によって説明されてきた。本研究では、本邦における組織衰退の代表的事例である鐘紡を取り上げた事例研究を行い、組織衰退の詳細なメカニズムを解明するとともに、他の紡績企業と比較することで、組織の存否を分ける要因を探索した。本研究の成果は、組織の長期的な持続を構想していく上で意義ある知見となることが期待できる。
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