研究課題/領域番号 |
17H07314
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 鹿児島国際大学 |
研究代表者 |
杉生 博子 (定藤) 鹿児島国際大学, 経済学部, 講師 (40804282)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 経済史 / 経営史 / 移民史 / フランス / ポーランド / 炭鉱 / 移民 / 外国人労働者 / 労働史 / 産業史 |
研究成果の概要 |
本研究は1920~1930年代フランス北部炭鉱におけるポーランド人労働者の実態把握を目的とした。このため、まずはフランスの国立労働界文書館所蔵の炭鉱労働者の個票ならびに炭鉱労働者歴史センター所蔵のエンジニア・レポートの資料調査及び資料収集を実施した。次に、これらをデータベース化し、数量分析を行った。結果として、フランスの炭鉱企業に就労したポーランド人労働者を事例に、ヨーロッパにおける国境を越える移動と就労の特徴が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究は企業に残された資料から労働者の就労状況を数量的に明らかにし、ポーランド人労働者の就労実態の実証研究を行った。発展的課題として、移民史と産業史の接合を目指した。 社会的意義:国際社会の中でますます「人の移動」が増加し、日本においても外国人労働者の議論が活発である。自国民と外国人労働者が実際に出会う場である企業が彼らをどのように雇用したのかを解明することは「人の移動」に伴う摩擦緩和の一助となろう。
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