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津軽方言の談話資料を用いた複数種の対格の使用動機の究明

研究課題

研究課題/領域番号 17H07326
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 言語学
研究機関東京外国語大学 (2018-2019)
大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2017)

研究代表者

大槻 知世  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30805205)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード青森県津軽方言 / 対格 / 示差的目的語標示 / DOM / 津軽方言 / 談話資料 / 示差的目的語標示(DOM)
研究成果の概要

本研究は、主格・対格とも無助詞が無標である津軽方言において、有形対格標識と見られる6つの形式「バ、トバ、ト、ゴト、ゴトバ」が存在することを報告し、使い分けの動機について究明した。当該言語における本来的な対格標識は3つ「バ、ト、ゴト」であると考えられる。
有形の標識の選択の要因として、前接名詞句の意味的性質である有生性、特定性と、前接名詞句の焦点化が挙げられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、主格・対格の名詞句は無助詞(格助詞を伴わないこと)が無標(普通)である津軽方言において、実際には複数の有標の形式が用いられていることを、有標の対格形式と考えられるすべての形式とあわせて報告し、諸形式の使用動機を解明した。方言における示差的目的語標示(DOM : Differential Object Marking)の研究は注目を集めつつあり、その中で本研究は初めて津軽方言のDOMを包括的に記述し報告したものである。DOMは通言語的にも興味深いトピックであり、本研究の研究成果は一般言語学にも資することができる。

報告書

(3件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 青森県津軽方言の対格標示2018

    • 著者名/発表者名
      大槻知世
    • 学会等名
      九州大学言語学研究会第108回
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 青森県津軽方言の概説2017

    • 著者名/発表者名
      大槻知世
    • 学会等名
      九州大学言語学研究会第103回
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2021-02-19  

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