研究課題/領域番号 |
17H07328
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
秋山 光市郎 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 博士研究員 (10800675)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バクテリアコンデンシン / 染色体 / MukBEF / 大腸菌 / 部位特異的光架橋実験 / rDNA |
研究成果の概要 |
本研究では大腸菌のコンデンシンであるMukBの染色体DNAへの結合の分子機構の解明に取り組んだ。MukBの変異体を22種類作製した。それらの変異体を用いた大腸菌細胞内及び試験管内での実験により、MukBのDNA結合に重要なアミノ酸残基を特定した。MukBの立体構造と照らし合わせると、それらの残基は一直線上に整列していた。これらの結果を元に、MukBによるDNA結合の新たなモデルを立てた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンデンシンタンパク質は大腸菌からヒトまで広く存在する。コンデンシンは一般に一本鎖DNAと二本鎖DNAのいずれにも結合するが、一本鎖DNAへの結合能をどの様に利用しているかに関しては不明点が多い。本研究ではMukBの一本鎖DNA結合に着目することでDNAへの結合の分子機構について新たな機能モデルを示した。この成果は大腸菌にとどまらず、コンデンシンの普遍的な機能の理解に貢献するものである。
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