| 研究課題/領域番号 |
17H07352
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| 研究種目 |
研究活動スタート支援
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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| 研究機関 | 気象庁気象研究所 |
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研究代表者 |
堀田 大介 気象庁気象研究所, 気象観測研究部, 主任研究官 (60805365)
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| 研究協力者 |
瀬古 弘
小司 禎教
KALNAY Eugenia
太田 洋一郎
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| 研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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| 配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | データ同化 / アンサンブル・カルマンフィルタ / 共分散局所化 / 地上GNSS観測 / アンサンブルカルマンフィルタ / GNSS / 気象学 / 統計数学 / リモートセンシング / 衛星測位 |
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| 研究成果の概要 |
地上GNSS遅延量観測や衛星輝度温度などの大気の状態に関する非局所的リモートセンシング観測をアンサンブル・データ同化手法により同化するためには、観測の「位置」の概念に依存することなく背景誤差共分散を局所化する必要がある。本研究ではアンサンブル・データ同化手法の一種であるアンサンブル変換型の平方根フィルタに適用できるモデル空間直接局所化手法を提案し、地上GNSS観測の同化を模した鉛直1次元理想系でその有効性を実証した。また背景誤差の相関構造が局所的でない場合にもサンプリング誤差を除去できうる手法として固有スペクトル局所化を提案して同じく鉛直1次元理想系でその有効性を実証した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンサンブル・データ同化手法は従前の変分法同化手法と比べ，大気の流れとともに日々変化する背景誤差の変化を適切に取り扱える長所がある一方，地上GNSS遅延量観測や衛星輝度温度など非局所的な観測の同化のインパクトが変分法による場合より小さいことが知られていた．本研究の成果は，その原因の一部が背景誤差共分散のアドホックな局所化にあることを示唆する点で学術的に意義があり，また現実的な解決策を提案した点で実用上も有益である．本研究の理論的成果は，地上GNSS観測等の非局所的リモートセンシング観測からより多くの情報を取り出すアンサンブルデータ同化システムの開発を通じて気象予測の精度向上に貢献しうる．
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