研究課題/領域番号 |
17H07372
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) |
研究代表者 |
灰谷 知純 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 感覚機能系障害研究部, 流動研究員 (90804500)
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研究協力者 |
森 浩一
酒井 奈緒美
阿 栄娜
北條 具仁
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 吃音 / 認知行動療法 / 社交不安 / 注意 / ネガティブ感情 / ポジティブ感情 / 経験サンプリング / 体験の回避 / 流暢性意識 / 日常生活 / 吃音症 / 臨床心理学 / Momentary Assessment |
研究成果の概要 |
本研究課題においては、はじめに吃音のある成人の社交不安の特徴を明らかにするとともに、日常生活場面における問題の維持メカニズムに関する実証的調査を行った。社交不安の調査の結果、不安症の臨床サンプルと比べて、吃音のある成人の社交不安は発話を伴わない場面では低く、特に電話場面で高まることが示唆された。また、日常生活の調査の結果、ポジティブ感情・ネガティブ感情のそれぞれは異なる認知や行動と関連し、感情の機能を考慮した治療的介入を行う必要があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
吃音のある成人に対して、社交不安に焦点を当てた認知行動療法が応用されつつあるが、吃音のある成人の社交不安の特徴や、認知行動療法的観点からの病態の維持に関する研究は不足していた。本研究により、吃音のある成人の社交不安の特徴を明らかにするとともに、日常生活場面における問題維持のメカニズムに関する示唆を得ることができ、吃音のある成人に対する臨床心理学的支援の発展につながりうる。
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