研究課題/領域番号 |
17H07379
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
奥田 博史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 外来研究員 (10629215)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 白血病 / 発がん / MLL / AF4 / 転写 / SL1 / AEP / MLL白血病 / 癌 |
研究成果の概要 |
白血病の約7%の患者で11番染色体転座が認められ、その転座によってMLL遺伝子がAF4など遺伝子と融合することで癌遺伝子が生じる。MLLは遺伝子の転写活性化を持つAF4複合体と融合することによって、遺伝子の転写制御を異常化することで細胞は癌化する。本研究成果は、AF4複合体にRSBN複合体が結合することで、MLL-AF4複合体による細胞の白血病化を補助していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果によってMLL-AF4複合体による細胞の白血病化メカニズムをより詳細に解明することができた。11番染色体転座をもつ白血病は難治であり、既存の治療法でも再発する例が多い。本研究成果を基にMLL-AF4複合体の機能を阻害する薬剤の開発ができれば、11番染色体転座をもつ白血病を治療できるかもしれない。
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