研究課題/領域番号 |
17H07385
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
曽根 大地 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 脳病態統合イメージングセンター, 研究生 (10802051)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | てんかん / 脳画像 / 側頭葉てんかん / 難治性てんかん / 神経突起画像 / 脳機能画像 / グラフ理論 / MRI / 核医学 / 核磁気共鳴画像法(MRI) / 拡散テンソル画像 / 脳神経疾患 / 神経科学 / 放射線 / 脳神経画像 |
研究成果の概要 |
神経突起イメージングでは、従来のMRIで病変の無い側頭葉てんかんにおいて焦点側の神経突起密度の低下を検出できることが立証された。更に海馬硬化例では、強い神経突起密度低下に加え、病変側海馬に限局した神経突起分散指数の低下を検出した。ASLを用いたMRI灌流画像では、発作間欠期においてはFDG-PETの方がより高い感度で焦点病変の異常を検出できることが示された。グラフ理論解析では、特発性全般てんかんで灰白質ネットワークの脆弱性が再現性を持って検出された。中高齢発症の側頭葉てんかんにおいては、両側内側側頭葉の灰白質容積増加と前側頭葉から脳幹部での白質Mean Diffusivity低下が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、様々な先端的脳画像解析技術による、難治性てんかんを中心としたてんかん臨床への応用を検討した。脳形態画像や白質繊維解析に加え、神経突起イメージングやMRI灌流画像、グラフ理論といった最先端の手法により、難治性てんかんの焦点病変の検出や特発性全般てんかんの病態解明などについて多くの学術的貢献がなされた。今回の研究によって、これらの脳画像解析法が様々なてんかん臨床および病態理解に貢献できることが示されたと考える。
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