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センサー細胞を用いた単一細胞の分泌評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H07400
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

重藤 元  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (60805662)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードグルカゴン / 生物発光共鳴エネルギー移動(BRET) / バイオセンサー / ホモジニアスアッセイ / バイオセンシングプローブ / 糖尿病
研究実績の概要

本研究課題は膵島細胞の分泌するホルモンなどの血糖値制御因子を、細胞が生きたまま単一細胞レベルで、かつ同時にリアルタイムモニタリングを実現する、単一細胞分泌評価システムを開発することを目的としている。これを実現するためにインスリン、グルカゴン等を標的モデルとした独自のタンパク質プローブを作製し、それらを発現する各種センサー細胞を開発する。
平成29年度はグルカゴンを標的とし、グルカゴン受容体の立体構造、標的認識メカニズムを考慮し、タンパク質プローブに使用する部位を選定した。続いて細胞から受容体の構造遺伝子を抽出し、グルカゴン認識に関わると考えられる部位のクローニング並びに遺伝子合成を行った。最後に取得したグルカゴン認識部位とシグナル産生部位である発光タンパク質、蛍光タンパク質を遺伝子工学的に融合し、タンパク質プローブである新規の融合タンパク質を作製した。作製した融合タンパク質のプローブとしての機能を検討するため、標的への結合能の解析を行った。
作製した複数の融合タンパク質のグルカゴンに対する結合能を解析したところ、受容体の特定の配列のペアを用いることでBRETシグナルがわずかに上昇することが明らかとなった。このことは、融合タンパク質がグルカゴンと結合し、その結果発光タンパク質と蛍光タンパク質が近接したことに起因するBRETが発生している可能性が高いと考えられる。しかしそのBRET効率はわずかであったことから、今後BRET効率の上昇、検出感度の向上を目指してさらなる改良を行っていく計画である。さらに開発したタンパク質プローブを発現するセンサー細胞の開発と細胞チップの開発を行い、単一細胞分泌評価システムの構築を進める。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Separation and Analysis of Adherent and Non-Adherent Cancer Cells Using a Single-Cell Microarray Chip2017

    • 著者名/発表者名
      S. Yamamura, E. Yamada, F. Kimura, K. Miyajima, H. Shigeto
    • 雑誌名

      SENSORS

      巻: 17 号: 10 ページ: 2410-2410

    • DOI

      10.3390/s17102410

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 1細胞マイクロアレイチップによる浮遊性および接着性細胞の分離、解析、回収技術2017

    • 著者名/発表者名
      山村昌平、山田恵理子、木村蕗子、宮島久美子、重藤元
    • 学会等名
      第11回バイオ関連化学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] ホモジニアスアッセイ型タンパク質プロ―ブを用いたインスリン分泌応答の自己フィードバック効果解析法2017

    • 著者名/発表者名
      舟橋久景、重藤元、小野拓人、石田丈典、池田丈、廣田隆一、黒田章夫
    • 学会等名
      2017年電気化学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 1細胞マイクロアレイチップを用いた各種細胞の分離、解析、回収2017

    • 著者名/発表者名
      山村昌平、山田恵理子、木村蕗子、宮島久美子、重藤元
    • 学会等名
      化学とマイクロ・ナノシステム学会第36回研究会(CHEMINAS36)
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 1細胞マイクロアレイチップによる各種がん細胞の分離、解析、回収技術2017

    • 著者名/発表者名
      山村昌平、山田恵理子、木村蕗子、宮島久美子、重藤元
    • 学会等名
      日本化学会第98春季年会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 細胞・生体分子の固定化と機能発現2018

    • 著者名/発表者名
      黒田章夫、重藤元、舟橋久景 ほか
    • 総ページ数
      294
    • 出版者
      CMC出版
    • ISBN
      9784781313269
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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