研究課題/領域番号 |
17H07406
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究 (2018) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) (2017) |
研究代表者 |
小田 茂和 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 助教 (40802848)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 光遺伝学 / シグナル伝達 / C. elegans / 光誘導性二量体化システム / 光誘導性二量体化 / 定量的遺伝学レスキュー / 化学走性 / 光スイッチ / 生物物理 / バイオテクノロジー / 神経科学 |
研究成果の概要 |
赤色/近赤外光で二量体化をON/OFFに切り替えることができる光誘導性二量体化(Light-Induced Dimerization, LID)システムであるPhyB-PIFシステムを、線虫Caanorhabditis elegansへゲノムに完全にエンコードされた形で導入することに成功した。さらに、PhyB-PIFシステムを用いて線虫の単一神経細胞でERK-MAPKシグナル伝達経路(生化学反応)の光操作とリン酸化活性の可視化へ応用することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子に完全にコードされておりかつ生物個体に害が少ない長波長光により作動する光誘導性二量体化システムが、初めて動物個体(線虫C. elegans)に導入されたことにより、動物個体で分子活性を操作するための光遺伝学技術が促進されることになることが期待される。これにより、分子と動物個体の関係性の詳細を明らかにすることができる。 また、この技術は、最終的には光で分子活性を操作して治療するための技術へと発展していく可能性が十分ある。
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