研究課題/領域番号 |
17J00596
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
幾何学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田内 大渡 東京大学, 数理科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 実球多様体 / 無限次元表現 / 実簡約群の無限次元表現 |
研究実績の概要 |
Gを実簡約群、Hをその代数部分群とし、GcとHcをそれぞれの複素化とする。またBをGcのBorel部分群とする。このとき次の等質多様体G/H上の正則表現C^{∞}(G/H)の一様有界性に関する定理が小林俊行・大島利雄両氏により証明された。「GとHに関する次の二条件は同値である。(i)正則表現C^{∞}(G/H)のGの既約許容表現に関する重複度が一様有界である。(ii)Gc/B上にHc開軌道が存在する。」またVinbergとBrionの結果により条件(ii)は次の条件「(iii)Gc/B上のHc軌道の個数が有限である。」と同値であることが知られている。よってこれら三条件はすべて同値である。これを鑑みて今年度、私は次のような結果を証明した。 「Gを実簡約群、Hをその代数部分群とし、GcとHcをそれぞれの複素化とする。またQをGの放物型部分群としQcをその複素化とする。このときもしGc/Qc上のHc軌道の個数が有限であるならば、あるC>0が存在してGのQの有限次元表現τから誘導された許容表現に関するC^{∞}(G/H)の重複度はC×dimτ以下である。」 またこの結果を証明する途中でD加群に関する次の結果を得た。 「Mを実解析多様体、Xをその複素化、UをMの相対コンパクトな半解析的開集合とする。複素リー群HcがXに作用しているとしX上のHc軌道の個数は有限であるとする。このときあるC>0が存在して任意のLie(H)の有限次元表現τに対してτ相対不変なU上の佐藤超関数全体がなす空間の次元はC×dimτ以下である。」 この結果の系として上記の小林・大島両氏の結果の(ii)→(i)に別証明を与えた。
|
現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|