研究課題/領域番号 |
17J00747
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山岡 明奈 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | マインドワンダリング / 創造性 / 精神的健康 / 拡散的思考 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,マインドワンダリングと呼ばれる現象を利用して,精神的健康を損なわずに創造性を増進する方法を検討することである。マインドワンダリングとは,現在行っている課題や外界の環境から注意がそれて関係のないことを考える現象であり,先行研究において創造性を増進する一方,精神的不健康さをもたらす可能性が指摘されている。しかしながら,マインドワンダリングの仕方によっては精神的不健康さと関連しないことも報告されていることから,創造性が高く精神的に健康な人が頻繁に行っているような,適応的なマインドワンダリングであれば,創造性を増進しつつ,精神的健康を維持することができると考えられる。 昨年度までの研究により,創造性が高く精神的に健康な人は過去や他者に関するマインドワンダリングが少ないことが示されたため,まず今年度は,昨年度に引き続き,あたため期に過去や他者以外の,未来・現在・自己に関するマインドワンダリングを誘発する方法を検討した。その結果,あたため期に外を歩くことで現在に関する思考が増え,創造的な問題解決が増進されることが示された。 また,これまでの研究は一般大学生を対象とする検討であったため,実際に創造的な職業に就いている人を対象にマインドワンダリングに関する調査を行ったところ,一般的な職業に就いている人よりも,創造的な職業に就いている人の方が日頃頻繁にマインドワンダリングを行っていることが示された。 企業・教育など,あらゆる領域で創造性が求められている現代社会において,適応的な創造性の増進する方法を考案することは非常に意義深いといえる。本研究はそのための基礎的知見を積み上げたといえる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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