研究課題
特別研究員奨励費
Ⅰ:CT画像からの術前インプラント設置強度予測系の開発;昨年度は、新鮮屍体標本を用い,脊椎スクリュー設置前,後の動物用高解像度マイクロCT画像を取得,脊椎スクリュー領域の骨情報を取得し,引き抜き力と埋入トルクとの相関を調査しこれらの試験力が同CT画像から評価可能である事を示した。今年度はさらに研究を進め、我々がIIにて開発した磁力による共振周波数解析(resonance frequency analysis:RFA)装置での測定値が同CT画像から評価可能であることを示した。さらに、実際の臨床応用に向けて、臨床用MDCTからもこれらの試験力が予測可能であるか調査を行いかつ、実際のユーザビリティを考慮したソフトウェア開発を企業と共同で行っている。II:無侵襲,繰り返し可能な手法かつ検者内,検者間のばらつきが小さいインプラントの評価方法の開発昨年度開始したLaserを用いたRFA(Laser-RFA)装置であるが、今年度引き続き開発を行っている。Laser-RFAwを用いて、模擬骨、屍体骨にて脊椎インプラントおよび人工股関節インプラント(臼蓋カップ)の設置強度を予測可能である事を示した。さらにこれらを実現するために必要なレーザー出力、設置強度評価繰り返し回数などの原理実証を行った。今後医療機器認証を目指す目的で、①レーザー電源およびレーザードップラー振動計の小型化および②術者の手元に減衰なくレーザーを誘導するため光ファイバーの選定を現在試みている。
30年度が最終年度であるため、記入しない。
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PLoS One
巻: Jun 28;13(6) :e0199362 号: 6 ページ: e0199362-e0199362
10.1371/journal.pone.0199362