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触媒反応を駆使したドラグマシジンEの不斉全合成

研究課題

研究課題/領域番号 17J01154
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 化学系薬学
研究機関千葉大学

研究代表者

仲野 駿一  千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2018年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカスケード反応 / Pd触媒 / 天然物合成 / インドールアルカロイド / ラジカル反応
研究実績の概要

1) DragmacidineEの不斉全合成
合成ルートは以前に報告したモデル化合物に対してのもの(J. Org. Chem. 2017, 82, 2787-2793.)を利用することとした。本天然物の合成にあたり、まず課題であった7ヒドロキシ3,4縮環インドールの新規合成法について、超原子価ヨウ素や金属を用いる方法について様々な検討を行ったが、目的の反応は進行しなかったため、従来通りPd触媒によるカスケード反応を用いることとした。ベンジル位メチル基の不斉中心はRh触媒による高圧還元により構築することとした。現在までの検討では35%eeが最も良い結果である。
2)ラジカルカスケード反応による3,4位縮環型ベンゾフラン類の新規合成法の開発
3,4位に中員環を有するベンゾフランもまた多くの生物活性天然物の主骨格であるが、その直接的な骨格合成法の報告はごく少数のみである。そこで本骨格をターゲットとすることとした。モデル基質を用い、AIBN、HSn(n-Bu)3存在下、トルエン中還流する条件を見出した。基質一般性も広く、多様な生成物の合成が可能であった。
3) (-)-Aurantioclavineの形式合成
申請者が開発したPd触媒を用いたカスケード反応の発展的展開として(-)-Aurantioclavineの不斉合成に着手した。第一の鍵工程として、プロリン型有機触媒を用いた不斉アジリジン化とNHC触媒によるアジリジンの位置選択的開環によって不斉点を構築した。第二の鍵工程ではPd触媒によるカスケード反応を用いることで良好な収率で天然物のコア骨格を構築した。その後、Yangらの既知中間体へ導くことで天然物の形式合成を達成した。本成果に関して、国際学術誌に筆頭著者として論文を投稿した(Tetrahedron Lett. 2018, 59, 760-762.)。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Enantioselective formal synthesis of (-)-aurantioclavine using Pd-catalyzed cascade cyclization and organocatalytic asymmetric aziridination2018

    • 著者名/発表者名
      Shun-ichi Nakano, Yasumasa Hamada. , Tetsuhiro Nemoto,
    • 雑誌名

      Tetrahedron Letters

      巻: 59 号: 8 ページ: 760-762

    • DOI

      10.1016/j.tetlet.2018.01.033

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり

URL: 

公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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