研究課題/領域番号 |
17J01266
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
望戸 愛果 立教大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アメリカ合衆国 / 戦争体験 / 歴史社会学 / ジェンダー / 第一次世界大戦 |
研究実績の概要 |
前年度に引き続き第一次世界大戦期の女性戦争体験者の史料調査を実施した。 本年度においては、アメリカにおける女性従軍体験者以外の女性たち、すなわち女性退役軍人組織の構成員として権利主張を行うことはできなかった銃後の女性戦争体験者の状況も視野に入れた分析を行い、第一次世界大戦期アメリカにおける「女性性」をめぐる研究をさらに進展させていくことを目指した。史料の整理・分析から得られた知見をもとに執筆した論文を、軍事史学会の査読付き学会誌『軍事史学』(特集 戦争と銃後)へ投稿した。同論文によって銃後研究のみならず、戦争とジェンダーにかかる研究領域の議論が今後さらに深まることが期待されるとの評価を受け、掲載決定の通知を受けることができた。同論文は『軍事史学』第55巻第4号に収録され、令和2年3月に出版社より刊行された。 さらに、第一次世界大戦期・戦後期のアメリカにおける戦争観や戦争経験と「男性性」、「男性性」と戦争への協力に焦点を合わせた研究に取り組んだ。この研究に取り組むにあたっては、「男性性」の称揚と同時に「女性性」の排除が行われてきたという重要な事実を視野に入れることとした。 同研究から得られた知見をもとに執筆した論文を、歴史科学協議会によって刊行される『歴史評論』の特集「男性性/マスキュリニティと政治・社会運動(仮)」へ寄稿した。同論文は現在印刷中であり、『歴史評論』2020年7月号に収録され、令和2年6月に刊行予定である。 上記の作業を実施することによって、第一次世界大戦期アメリカにおける「女性性」と「男性性」双方に焦点を合わせた研究を実証的かつ理論的に推し進めることができ、筆者の提唱する新たな研究領域「「戦争体験」のジェンダー学」の重要性をより明確に示すことができたと考える。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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