研究課題/領域番号 |
17J03009
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西川 潤 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 高大接続 / Advanced Placement / Dual Enrollment / 早期履修制度 / 高大連携 / ユタ州 |
研究実績の概要 |
本年度は米国における①高等教育早期履修制度の存在意義の検討、②日本の高大接続改革に対応する米国型早期履修制度の可能性と課題の両面から研究を進めた。 ①については、Advanced Placement(AP)とDual Enrollment(DE)のそれぞれの存在意義の検討を行なった。過去の現地調査で得られたインタビュー調査などの情報を元に分析を行った結果、APとDEが別個に存在する意義について、従来の指摘されてきた参加者の学力層による棲み分け以外にも多様な状況が存在することがわかった。それらはDEの機能によって分類することができる。具体的には、(1)APとの間に大きな機能差はなく、高校生の選択肢の増加を図る意味合いが強い「AP補完型」、(2)仕組みこそAPと類似しているが、参加者の学力レベルによりAPとの棲み分けがなされている「AP下位互換型」、(3)は主にコミュニティ・カレッジと高校の連携によって行われるもの「高大連携型」、(4)は高校生に大学での学習経験を積ませることを重視する「アウトリーチ型」の4つの類型が見いだされた。 ②については日本でAPの導入を目指す研究会に参加し、実践的な情報収集を行った。研究会ではパイロットプログラムの実施を通して成果と課題が浮き彫りとなった。実務上の課題としては、海外進学希望者が日本の大学に進路を変更する際の扱いが挙げられるが、これについては大学入試におけるeポートフォリオの活用が有効に働くと考えられる。APが国内大学への進学希望者にとっても有効な選択肢となれば、日本の高大接続にも大きな影響を及ぼす可能性がある。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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