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軽度認知障害及びアルツハイマー病患者におけるサルコペニアのメカニズムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17J03037
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 応用健康科学(B)
研究機関神戸大学

研究代表者

杉本 大貴  神戸大学, 保健学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードサルコペニア / アルツハイマー型認知症 / 軽度認知障害 / 大脳白質病変 / 脳萎縮 / 身体機能 / 脳室拡大
研究実績の概要

本研究の目的は、軽度認知障害から軽度アルツハイマー型認知症を対象として、脳萎縮や大脳白質病変などの中枢性病変とサルコペニアの関連性を明らかにすることである。
当初は、12ヶ月間の前向き観察研究を予定していた。しかし、研究実施施設における頭部MRIの撮像方法が研究期間中に1.5Tから3Tへと変更する可能性があり、中枢性病変の評価に用いる自動解析システムは、変更後の撮像方法3Tには対応していないことから、新たに前向き観察研究を行うのは困難と判断した。そのため、これまでに研究実施施設に蓄積されたデータベースを用いた後ろ向き研究 (約3年) にデザインを変更した。
平成30年度の主な課題は、①中枢性病変とサルコペニア発症の関連、②中枢性病変と筋肉量、身体機能の変化との関連性について後ろ向きに縦断解析を行うことであった。中枢性病変は、対象者のT2強調画像及びFLAIR画像を参照し自動解析システムを用いて、脳実質、脳室、大脳白質病変の容積について頭蓋内容積に対する割合を算出した。
縦断解析については、当初の選択基準を満たし、ベースライン時及びベースライン時から3年以内に1回以上再診時のデータが得られた228例で解析を行った。228例のうち、再診時にサルコペニアに関するデータ全てを測定できていたのは186例であり、また、ベースライン時のサルコペニアの有症率は14.0% (26/186)であった。そのためベースライン時にサルコペニアのない160例で、中枢性病変とサルコペニア発症との関連性について検討を行った。結果として、中枢性病変はサルコペニア発症と関連を認めなかった。そこで、中枢性病変とサルコペニアの下位項目である予測骨格筋量、握力、歩行能力との関連性についても検討を行った。結果、大脳白質病変及び脳萎縮が歩行機能低下と関連することが明らかになった。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Impact of glycemic control on daily living activities over 1-year follow-up in memory clinic patients with diabetes.2019

    • 著者名/発表者名
      Sugimoto T, Ono R, Kimura A, Saji N, Niida S, Toba K, Sakurai T.
    • 雑誌名

      J Am Med Dir Assoc.

      巻: 印刷中

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Physical frailty correlates with behavioral and psychological symptoms of dementia and caregiver burden in Alzheimer’s disease.2018

    • 著者名/発表者名
      Sugimoto T, Ono R, Kimura A, Saji N, Niida S, Toba K, Sakurai T.
    • 雑誌名

      J Clin Psychiatry

      巻: 79(6)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生活習慣病と転倒2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、櫻井孝
    • 雑誌名

      Loco Cure

      巻: 14 ページ: 34-39

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際共著
  • [雑誌論文] コグニティブ・フレイルとは2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、櫻井孝
    • 雑誌名

      Modern Physician

      巻: 38 ページ: 445-449

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際共著
  • [雑誌論文] Epidemiological and clinical significance of cognitive frailty: A mini review2018

    • 著者名/発表者名
      Sugimoto Taiki、Sakurai Takashi、Ono Rei、Kimura Ai、Saji Naoki、Niida Shumpei、Toba Kenji、Chen Liang-Kung、Arai Hidenori
    • 雑誌名

      Ageing Research Reviews

      巻: 44 ページ: 1-7

    • DOI

      10.1016/j.arr.2018.03.002

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] コグニティブ・フレイルの考え方2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴, 小野玲, 木村藍, 佐治直樹, 新飯田俊平, 荒井秀典, 鳥羽研二, 櫻井孝.
    • 雑誌名

      日本心療内科雑誌

      巻: 22 ページ: 3-8

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] Decreased Glucose Metabolism in Medial Prefrontal Areas is Associated with Nutritional Status in Patients with Prodromal and Early Alzheimer’s Disease2017

    • 著者名/発表者名
      Sugimoto Taiki、Nakamura Akinori、Kato Takashi、Iwata Kaori、Saji Naoki、Arahata Yutaka、Hattori Hideyuki、Bundo Masahiko、Ito Kengo、Niida Shumpei、Sakurai Takashi、MULNIAD study group
    • 雑誌名

      Journal of Alzheimer's Disease

      巻: 60 号: 1 ページ: 225-233

    • DOI

      10.3233/jad-170257

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 高齢者糖尿病診療ガイドラインに基づいた血糖コントロールとADL低下との縦断的関連2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、櫻井孝
    • 学会等名
      第61回日本糖尿病学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 認知症高齢者におけるフレイルの評価と意義2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴
    • 学会等名
      臨床死生学・倫理学研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 大脳白質病変とコグニティブ・フレイルの関連性2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二、櫻井孝
    • 学会等名
      第60回日本老年医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 軽度認知障害におけるフレイルとADL,認知機能低下との関連性2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二、櫻井孝
    • 学会等名
      第60回日本老年医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] アルツハイマー型認知症におけるフレイルと行動・心理症状, 介護負担の関連性2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二、櫻井孝
    • 学会等名
      第8回日本認知症予防学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 軽度認知障害におけるフレイルが基本的ADL低下及び認知機能低下に及ぼす影響―後ろ向きコホート研究.2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二、櫻井孝
    • 学会等名
      第8回日本認知症予防学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] もの忘れ外来通院患者におけるコグニティブ・フレイルと大脳白質病変の関連2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、櫻井孝
    • 学会等名
      第29回日本老年医学会東海地方会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] もの忘れ外来患者におけるコグニティブ・フレイルの意義 -後ろ向きコホート研究-2018

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴
    • 学会等名
      第99回中部地区老年医学談話会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 軽度認知障害及び軽度アルツハイマー病患者においてサルコペニアは1年後ADL低下の危険因子である2017

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴, 小野玲, 村田峻輔, 木村藍, 佐治直樹, 新飯田俊平, 鳥羽研二, 櫻井孝
    • 学会等名
      第52回理学療法学術大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 軽度認知障害におけるフレイルとIADL, BADL, 認知機能低下との縦断的関連性2017

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、木村藍、村田峻輔、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二、櫻井孝
    • 学会等名
      第59回日本老年医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 認知症におけるフレイルの評価と意義2017

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴, 櫻井孝, 小野玲, 佐治直樹, 新飯田俊平, 鳥羽研二
    • 学会等名
      第59回日本老年医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 認知症患者における身体活動の意義2017

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、小野玲、櫻井孝
    • 学会等名
      第20回日本運動疫学会学術総会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] コグニティブ・フレイルの概念と臨床的意義 ~もの忘れ外来での縦断的解析~2017

    • 著者名/発表者名
      杉本大貴、櫻井孝、小野玲、佐治直樹、新飯田俊平、鳥羽研二
    • 学会等名
      第4回日本サルコペニア・フレイル学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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