研究課題/領域番号 |
17J03432
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
スポーツ科学(A)
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小島 千尋 立命館大学, スポーツ健康科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 運動誘発性食欲減退 / アスリート / energy availability / トレーニング / 安定同位体呼気試験 / 食欲調節ホルモン / 筋グリコーゲン量 / クライオセラピー |
研究実績の概要 |
本研究の目的はアスリートにおける運動誘発性食欲減退が引き起こす影響を明らかにし、その打開策を検証することである。アスリートにおいて運動後の栄養摂取は重要であるため、運動誘発性食欲減退はネガティブな影響をもたらす可能性がある。これまで、アスリートにおける運動誘発性食欲減退が筋エネルギー基質や運動パフォーマンス等に及ぼす具体的な影響は明らかにされていない。本研究はアスリートにおける運動後の栄養摂取戦略において新たな視点を提示すると期待できる。 平成30年度は、トレーニング期間中における食事摂取量の減少が運動中の糖利用動態、運動後の筋損傷応答および運動パフォーマンスの回復動態に及ぼす影響を検討した。この際、運動中の糖利用動態を評価するために、安定同位体(13C)標識グルコースを用いた安定同位体呼気試験を実施した。本研究は2日間で構成され、1日目は持久性トレーニングを実施し、食事摂取量をコントロールした。2日目は1日目と同様の持久性トレーニングを実施し、運動中に5分おきに13Cグルコースの利用動態を測定し、運動開始27-30分後の時点で呼気ガス指標を評価した。また運動終了後から継時的に血液指標および運動パフォーマンスの変化を測定した。その結果、トレーニング期間中において食事摂取量が不足した条件では十分な条件に比較して、運動中の呼吸交換比および炭水化物酸化量が有意に低下したのに対し、13Cグルコースの利用動態には変化が認められなかった。また、運動終了後における筋損傷応答、運動パフォーマンスの変化の動態には条件間における有意な変化はみられなかった。これらの結果は、持久性トレーニング期間中における食事摂取量の減少は運動中の炭水化物酸化量を有意に低下させる一方で、13Cグルコースの利用動態には影響しないことを示すものである。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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