研究課題/領域番号 |
17J05544
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
水圏生産科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐橋 玄記 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 回遊 / サケ科魚類 / 耳石 / 微量元素 |
研究実績の概要 |
5月に調査地点となる北海道の河川を選定し、水温計測用のデータロガーを設置した。その後、6月に幼魚を、イワナの産卵時期にあたる10月に成熟魚を各河川で採捕した。一部河川では増水等の影響が見られたが、ほぼ予定通りにサンプルを採集することができた。採捕時には環境要因の影響を考慮するために、採捕を行った地点の海からの距離、川幅等の物理環境も併せて計測した。採捕個体について、体長と体重の計測、雌雄の判別、耳石の摘出を行った。摘出した耳石は、齢査定と耳石核の微量元素分析に用いるために、洗浄と研磨を行った。また、生活史間の卵サイズ差を調べるために、採捕した雌成熟魚から卵を採集し、5 %ホルマリンに保存した後、卵サイズの指標として卵重量を計測した。耳石核の微量元素比を指標とした母親の由来判別手法の有効性を確認するために、東京大学大気海洋研究所にて耳石核のSr とBa、Ca等の濃度を測定した。残留型と回遊型の両方を含むサンプルについて分析を行い、現在までに約40個体の分析を終了させた。 本課題は初年度での中途辞退となったため計画の一部しか実行出来なかったが、本課題で初めて取り組んだ耳石の微量元素分析手法について理解を深めるとともに、一部のサンプルについて分析を完了させることができた。今後は、中途で打ち切りとなってしまった本課題を完了させるために、新たな予算獲得を目指すとともに、身につけた研究手法を今後の研究活動に役立てていきたい。
|
現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|