| 研究課題/領域番号 |
17J05671
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| 研究種目 |
特別研究員奨励費
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 国内 |
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| 研究分野 |
植物保護科学
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
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研究代表者 |
水野 邑里 名古屋大学, 生命農学研究科, 特別研究員(DC2)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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| 配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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| キーワード | 核外輸送 / Exportin / ファイトアレキシン / 植物免疫 / mRNA輸送 |
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| 研究実績の概要 |
今年度は、植物の病害抵抗性におけるmRNAの細胞内輸送の重要性を明らかとするため、核から細胞質への輸送に機能するExportin (NbXpo) 遺伝子の抵抗性における役割について解析を行った。核外輸送シグナルを持つタンパク質や、タンパク質-RNA複合体の輸送に関わるNbXpo1、核局在シグナルを認識し、核内へ輸送するimportin αを核外輸送するNbXpo2に着目して疫病菌抵抗性への影響を調査した。NbXpo1サイレンシング株ではジャガイモ疫病菌に対する抵抗性が低下し、INF1処理によるファイトアレキシン生成や細胞死誘導などの防御応答が抑制された一方で、ジャスモン酸によって発現が誘導されるDefensinやThioninといった抗菌タンパク質をコードする複数の遺伝子の発現が強く誘導された。対照的に、NbXpo2サイレンシング株ではファイトアレキシン生成や細胞死がむしろ促進される傾向が認められた。RNA-seqを用いて遺伝子発現の比較解析を行ったところ、NbXpo2サイレンシング株では水処理において抗菌タンパク質をコードする複数の遺伝子の発現が強く誘導されており、それらの遺伝子はINF1処理によって発現が抑制されていた。また、NbXpo2サイレンシング株のINF1処理区ではサリチル酸生合成遺伝子やエチレン制御下にある複数の遺伝子の発現誘導が促進された。以上の結果から、核から細胞質への輸送を担う因子が、植物ホルモンの生合成を制御することで、病害抵抗性応答を特異的に、かつ対照的に制御していることが示唆された。本研究ではこれまで植物では殆ど明らかにされていなかった、ストレス応答におけるmRNAやタンパク質の選択的輸送のメカニズムの一端を解明した。
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| 現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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