研究課題/領域番号 |
17J05691
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
根本 雅也 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 原爆 / 記憶 / アメリカ / 戦争 / 被爆者 / 戦争の記憶 / 日本 / 戦争体験 |
研究実績の概要 |
本研究は、戦争体験の普遍化が持つ力学を解明するため、アメリカにおける「ヒロシマ・ ナガサキ」の諸相を探ることを目的としていた。 平成31年(令和元年)度は、以下の四点について研究を実施した。(1)広島における普遍主義の現在を探る調査を実施した。本研究の土台には、広島において原爆の災禍が「普遍化」されてきた歴史がある。そこで、本年度はリニューアルされた広島平和記念資料館の展示について検討した。(2)アメリカにおける「ヒロシマ・ナガサキ」を探るため、前年度に引き続き、ハワイにて調査を行った。そこでは、日本の真珠湾攻撃や太平洋戦争の記憶についてアリゾナ記念館などを中心に探るとともに、ハワイにいる原爆被爆者に関する資料を収集した。(3)暴力の経験のもう一つの普遍化について比較検討するため、アウシュビッツ=ビルケナウ博物館の調査を実施した。広島・長崎の原爆投下と並んで(あるいはそれ以上に)世界的に普遍的な価値を持つ出来事として語られることとして、ナチスによるホロコーストが挙げられる。ホロコーストが現地でどのように語られているのかを探るため、ポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウ博物館を訪れ、その表象について調べた。(4)これまでの成果について発表を行った。アメリカに住む原爆被爆者のオーラル・ヒストリーや彼らの運動の概要について国内学会で発表したことに加え、アメリカにおける「ヒロシマ・ナガサキ」について同国での追悼記念行事を事例として「普遍化」をめぐる力学について論文を執筆・発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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