研究課題/領域番号 |
17J06520
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
茂木 謙之介 成城大学, 文芸学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 天皇制 / 皇族 / 地域社会 / 国民国家 / メディア / 公文書 / ナショナリズム |
研究実績の概要 |
本年度においては、戦中戦後皇族表象の研究に関して、理論的側面とともに史料的側面について準備的な研究活動を行った。 まず、理論面としては研究方法として言説分析、メディア史、思想史についての検討を行った。その過程で、まず言説分析とメディア史に関する成果として、口頭報告「〈サブカルチャー〉の中の鏡花/テクスト」を行った。同様に言説分析及びメディア史的な研究報告として口頭報告「「あツちやん」の戦争責任」論―」および、口頭報告「戦後小説における皇族表象とその批評性」を得ることができ、これらでは戦後小説における皇族表象について、その批評性を論じた。加えて口頭報告「テレビ時代劇女性像の変遷」を行い、特にジェンダー批評について理解を深めることができた。なお、かかる研究手法による研究論文としては「〈宗教〉で〈幻想〉を語る」が『Juncture』第9号に掲載された。また、思想史的な成果として『蓮田善明論』に寄稿した。 次に史料面については、研究計画で予定していた宮内庁、青森県、宮城県、福島県、埼玉県への調査のほかに、新たな調査地として島嶼部を設定し、フィールドワークと史料調査を行った。 まず宮内庁では戦中から戦後にかけての皇族に関する文書を調査・史料撮影し、分析を行った。その結果得たものについては、口頭報告「昭和戦前戦中期における皇族表象と宮内省」で発表した。青森県、宮城県、福島県、埼玉県への調査では同地の公文書館および図書館を中心とした調査を行い、地域史料の収集に努めた。口頭報告「戦後地域社会と皇族表象」および口頭報告「〈聖者〉としての天皇・皇族」にとして発表した。 そして、新たな調査地として島嶼部という場の可能性を見出すことができた。本年度においては、伊豆諸島および小笠原諸島で調査を試み、史料調査とともに、地域住民への聞き取りを行った。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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