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新しい磁場計測手法の開発と磁気スラストチャンバの原理実証

研究課題

研究課題/領域番号 17J06801
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 航空宇宙工学
研究機関九州大学

研究代表者

齋藤 直哉  九州大学, 総合理工学府, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードレーザー核融合ロケット / 磁気スラストチャンバ / レーザープラズマ / 電気推進 / 磁場計測
研究実績の概要

本実験は大阪大学が所有する激光12号で行った。本実験ではプロトンバックライト計測(詳細は研究実施計画を参照)を弱磁場に適用できるかを目的に、パルス幅100psのレーザーで生成したプロトンをネオジウム磁石が生成する弱磁場(磁石表面で0.1T)に照射し、下流で計測されるプロトンイメージに磁場の有無による変化が現れるかを検証した。厚さ2μmの銅箔に、レーザー波長527nm、レーザーエネルギー200Jのガラスレーザーを4本照射しプロトンビームを生成した。プロトンビームは磁場を通過して、計測器(CR-39)でイメージを取得した。磁場が無い条件では、プロトンビームは発生源を中心に円形状に広がった。一方磁場がある条件では、プロトンビームは磁石方向に曲げられ、また上下方向にも大きく曲げられた。この実験で、0.1T程度の弱い磁場においてプロトン軌道の変化を確認できた。
次に実験で得られたプロトンイメージから磁場構造を逆算するために、Particle-in-Cell(PIC)コードを用いたプロトン粒子の軌道計算から、実験結果を再現できるコードの開発が求められる。磁場が無い条件で、実験で得たイメージの大きさを再現できるようにプロトンビームの発散角を設定し、プロトン粒子のエネルギーを変化させて粒子軌道を計算した。しかし磁場がある条件で計算したイメージは、曲げられる方向は実験結果と同じという定性的には再現できたが、定量的な一致には至らなかった。そのため、実験結果を定量的に再現するコードの開発が今後の課題として残る。
磁場計測は磁気スラストチャンバの原理実証にとって重要な課題である。磁気スラストチャンバの実用化は、レーザー核融合ロケットの開発に必要不可欠である。有人火星探査が注目されている中、レーザー核融合ロケットによる飛行期間の短縮化は、搭乗員の安全性に寄与できる重要な課題であると考えられる。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Experimental demonstration of ion extraction from magnetic thrust chamber for laser fusion rocket2018

    • 著者名/発表者名
      Saito Naoya、Yamamoto Naoji、Morita Taichi、Edamoto Masafumi、Nakashima Hideki、Fujioka Shinsuke、Yogo Akifumi、Nishimura Hiroaki、Sunahara Atsushi、Mori Yoshitaka、Johzaki Tomoyuki
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Applied Physics

      巻: 57 号: 5 ページ: 050303-050303

    • DOI

      10.7567/jjap.57.050303

    • NAID

      210000149032

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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