研究課題/領域番号 |
17J06986
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
感性情報学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岸下 優介 広島大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2019年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | Sense of effort / Perception / 主観的な力感覚 / Haptics / Force percepton / Steering wheel / Haptic feedback / Artificial muscle / 自動車 / ステアリング / 力の知覚 |
研究実績の概要 |
昨年度行った実験の結果を解析し,その内容についてPLOS ONEという雑誌への論文執筆を行った.論文は2回の査読を経て,無事にアクセプトを頂くことができた. また,自分の研究を応用する事例について主に研究を進めていった.まず1つは,人工筋肉を用いたフォースフィードバックスーツの開発である.自分の研究では筋肉の活動度が人の力・重さ感覚に影響を与えているといった知見が得られている.この知見を活かして,関節に外力を作用させることによって,筋肉が発揮する力をアシストしたり,レジストしたりすることが可能となり,このスーツを着用することにより人の重さ感覚を任意に変化させることが可能となる.実際に,重さの感覚が変化するかどうかを調査するために心理物理実験を行ったところ,このスーツを用いることによって重さの主観的な感覚が有意に増減することを確かめた.この研究成果を用い,SI2019において発表を行った. 2つ目は,人工筋肉を用いた人のバランス感覚をトレーニングするシステムを構築した.従来のシステムでは装置が非常に高価でなかなか利用することが難しかったが,このシステムでは人工筋肉が装着されたスーツを着ることによって人の姿勢に外乱を与えることが可能となり,身体のバランス感覚をトレーニングすることができる.身体のバランス感覚は力・重さの感覚も含まれる運動感覚の一種であり,自分が研究を行ってきた知見を十分に応用することができる.このシステムを構築した成果はApplied Science誌に投稿し,アクセプトを頂くことができた. 他にも,自分のこれまでの知見を活かして後輩の研究指導を行うこと,また,他大学の共同研究者やポストドクターの方と協力して研究を行うことで,国際学会論文誌4件に採択されることができた.特に海外の大学と協力することが多く,研究手法やデータ分析の面において非常に勉強になる部分が多かった.
|
現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|