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人間とコンピュータの思考の関係に基づく将棋解説文の自動生成モデルの獲得

研究課題

研究課題/領域番号 17J07068
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 エンタテインメント・ゲーム情報学
研究機関東京大学

研究代表者

亀甲 博貴  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード自然言語処理 / ゲームAI / 自動解説 / 自然言語生成 / シンボルグラウンディング
研究実績の概要

将棋解説文生成のために,解説すべき手順を決定するための局面からの解説木生成手法と,解説木へ解説テキストを付与することによる先読みを含んだ解説文生成手法を提案し,それぞれの実験を行った.
我々は以前の研究において,解説木という概念を提案した.これはゲーム木の一種で,現局面など解説の対象となっている局面を根として解説者が実際に言及している局面への遷移を表現している木である.我々は人間が付与した解説文を自動解析することで対応する解説木を生成する手法を提案した.これにより得られた解説木は人間が付与した解説文が実際に言及している局面やそれに至る手順との対応を表現しているが,この情報は人間の解説者がどういった局面や手順に言及すべきかを表現している.提案システムが人間と同様の解説文を生成するためには,人間が解説すべきと判断するような局面に対してシステムも同様に解説を付与するべきであると考え,人間の解説文から獲得した解説木を教師データとして解説すべき局面や手順の特徴を機械学習によって獲得した.
次に,生成された解説木に対して解説文を付与する手法を提案した.既存の文生成課題の多くは文生成の対象となるデータが静的であったのに対して,本研究課題が取り組む将棋解説文生成は解説文中で着目する局面が同的に遷移するという特徴がある.局面の遷移は前述の提案手法によって解説木として獲得できていることを仮定し,その解説木に従って文生成を行う手法を提案した.
また人間の解説文を観察すると,多くの場合解説木を深さ優先探索の順に走査しながら言及していることが分かったので,解説木を深さ優先探索の順に直列化する.これらの直列化された指し手と指し手の間に自然言語を付与することで,解説文の生成を実現した.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 将棋解説文生成のための解説すべき手順の予測2017

    • 著者名/発表者名
      亀甲博貴,森信介,鶴岡慶雅
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌

      巻: 58 ページ: 2070-2079

    • NAID

      170000149129

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] シンボルグラウンディングによる分野特有の単語分割の精度向上2017

    • 著者名/発表者名
      友利 涼、亀甲 博貴、二宮 崇、森 信介、鶴岡 慶雅
    • 雑誌名

      自然言語処理

      巻: 24 号: 3 ページ: 447-461

    • DOI

      10.5715/jnlp.24.447

    • NAID

      130006078455

    • ISSN
      1340-7619, 2185-8314
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Annotating Modality Expressions and Event Factuality for a Japanese Chess Commentary Corpus2018

    • 著者名/発表者名
      Suguru Matsuyoshi, Hirotaka Kameko, Yugo Murawaki, Shinsuke Mori
    • 学会等名
      11th edition of the Language Resources and Evaluation Conference
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 将棋解説文へのモダリティ情報アノテーション2017

    • 著者名/発表者名
      松吉俊,村脇有吾,亀甲博貴,森信介
    • 学会等名
      情報処理学会自然言語処理研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] Game State Retrieval with Keyword Queries2017

    • 著者名/発表者名
      Atsushi Ushiku, Shinsuke Mori, Hirotaka Kameko, Yoshimasa Tsuruoka
    • 学会等名
      the 40th International ACM SIGIR Conference on Research and Development in Information Retrieval
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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