研究課題/領域番号 |
17J07617
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
深川 宏樹 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 文化人類学 / 共存 / 紛争 / 感情 / 未来志向 / 紛争処理 / 太平洋島嶼部 / パプアニューギニア |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、パプアニューギニアの紛争後社会における人々の共在への模索と未来への投企を「感情の調停」という独自の視点から考察し、新たな理論モデルとして提示することにある。20世紀末以降、人類学における紛争研究は増加の一途をたどってきたが、紛争後社会の和平構築プロセスについて、感情という視点から捉えた研究は稀少である。本研究の意義は、この閉塞状況をまずは個別的・民族誌レベルで打開し、さらにそれを近年の未来・希望研究へと接続することで、新たな一般理論を構築し、そこから他地域への応用可能性を示す点にある。 以上の目的を達成するため、紛争後社会論と感情の人類学、時間の人類学、希望の人類学についての理論研究、およびパプアニューギニアでの実地調査、ならびにそれを踏まえたこれまでに収集した調査データの分析を進めた。その結果、本研究課題が対象とするパプアニューギニアの紛争をめぐる国家レベルのマクロな動向と、地域レベルのミクロな動向を密接に関連づけ、それとの関係において、対象社会における紛争処理と和平構築プロセスを、感情と新たな関係性や制度の生成・創発という視点から捉えなおすことを試みた。 その成果は、査読論文「紛争の「重み」、感情の仲裁」『文化人類学』82巻4号(2018年)として発表した。また、その成果の一部を最新研究動向として一般公開し、加えて本研究課題のさらなる発展の基礎理論となる成果を論文や共著により公表した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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