• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨-感覚神経連関の解明と骨粗鬆症治療薬への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17J07892
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 整形外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

平川 弘幸  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード骨代謝 / 感覚神経 / 骨芽細胞 / 透明化
研究実績の概要

本研究では、骨への感覚神経の投射が健康な骨の発達に寄与することを証明した我々の研究(Nature 2013)を発展させ、感覚神経による骨代謝調節機構の詳細なメカニズムの解明を目的としている。
はじめに、感覚神経と骨との解剖学的な連関を明らかにするために、マウスの骨髄内にGFP発現神経トレース剤を投与する実験を行った。トレース剤の投与後、経時的に脊髄の組織切片を作成したところ、後根神経節(DRG)内にGFPを発現する多数の感覚神経細胞を認めた。
次に、感覚神経と骨芽細胞の機能的な連関を明らかにするために、オプトジェネティクスの手法を用いて感覚神経を刺激し、それが骨芽細胞に与える影響を検証した。具体的には、アデノ随伴ウイルスにてチャネルロドプシン2 (ChR2)を発現させたDRGを青色光で刺激し、骨芽細胞における応答を対照群と比較した。しかし、DRGを一過性に青色光で刺激しても、骨芽細胞の有意な応答を確認することは困難であった。生理的条件化において、骨芽細胞は恒常的に感覚神経からのシグナルを受容していると考えられ、オプトジェネティクスの手法を用いた一過性の刺激では、生理的な状況を再現することが困難であることが示唆された。そこで、特定の神経活動を持続的に操作するために、DREADD (Designer Receptor Exclusively Activated by Designer Drug)システムによる感覚神経活動操作法の確立に着手した。現在、人工リガンドであるクロザピンーN-オキサイド(CNO)の添加による感覚神経活動の活性化を検討中である。
さらに、感覚神経と骨の関係性を三次元的に評価するために、2017年から骨組織の透明化技術の開発に取り組んでいる。2018年度はさらに技術開発を進め、組織の破壊が最小限に抑えられた質の高い骨内の神経・血管系の可視化に成功した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Antiretroviral therapy containing HIV protease inhibitors enhances fracture risk by impairing osteoblast differentiation and bone quality2017

    • 著者名/発表者名
      Hirakawa H, Gatanaga H, Ochi H, Fukuda T, Sunamura S, Oka S, Takeda S, Sato S.
    • 雑誌名

      Journal of Infectious Diseases

      巻: 215(12) 号: 12 ページ: 1893-1897

    • DOI

      10.1093/infdis/jix246

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] HIV感染者に対する多剤併用療法は骨質の低下を介して骨折リスクを増加させる2017

    • 著者名/発表者名
      平川弘幸
    • 学会等名
      第35回日本骨代謝学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi