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陽子線CT画像取得法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17J08146
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 医学物理学・放射線技術学
研究機関東京大学

研究代表者

田中 創大  東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード陽子線イメージング / Computed Tomography / 陽子線治療 / 治療計画 / 陽子線飛程計算精度 / シンチレータ / CCDカメラ
研究実績の概要

現在、陽子線治療の治療計画では患者のX線CT画像を基に陽子線の線量計算が行われているが、陽子線飛程計算の不確定性は3%と報告されている。治療で用いる30 cmの飛程の陽子線の場合で9 mmにも及び、ブラックピークの活用による線量集中性が良さである陽子線治療の大きな問題点となっている。その解決手法の1つとして陽子線CT画像の利用があげられ、陽子線と物質の相互作用量をそのままイメージングすることで、前述の3%の不確定性を大きく減少させることができる。陽子線CT画像取得法が確立していない現状に対して、本研究では臨床利用可能な陽子線CT画像取得法の研究開発を行った。検出システムは主に厚いシンチレータとCCDカメラから構成される。陽子線イメージングでは被写体透過前後のエネルギーの差を投影データとして取得するが、本システムでは厚いシンチレータで陽子線を全て停止させ、その発光のビーム方向積算値をCCDカメラで取得することで2次元陽子線エネルギー分布を取得した。また被写体を回転させることにより360度方向からのデータを取得し、再構成することで陽子線CT画像を得た。この手法はシンプルな検出システムでかつ短時間で測定できることが長所である。
シンチレータの種類や実験パラメータなどのハード面と画像処理・再構成手法のソフト面の両面での改善を行い、臨床に用いられている陽子線ビームを用いて検出システムの実証実験を実施することができた。その結果、実験的に本システムで取得できる陽子線CT画像の精度は臨床利用レベルにまで到達した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Improved Proton CT Imaging using a Bismuth Germanium Oxide Scintillator2018

    • 著者名/発表者名
      S. Tanaka, T. Nishio, M. Tsuneda, K. Matsushita, S. Kabuki, M. Uesaka
    • 雑誌名

      Phys. Med. Biol.

      巻: 63(3) 号: 3 ページ: 035030-035030

    • DOI

      10.1088/1361-6560/aaa515

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] シンチレータとCCDカメラを用いた線量積算型陽子線CT画像取得法の研究2017

    • 著者名/発表者名
      田中創大、西尾禎治、恒田雅人、高部美帆、増田孝充、株木重人、久米恭、長谷川崇、上坂充
    • 学会等名
      日本放射線腫瘍学会第30回学術大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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