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「地方都市公園と近代」の歴史社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17J09846
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 社会学
研究機関京都大学

研究代表者

堂本 直貴  京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2017年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード公園 / 奈良 / 公共性 / 近代 / 都市計画
研究実績の概要

平成30年度の研究においては、奈良公園の歴史的事例の一つを、社会学的あるいは社会史的な分析をおこなうことを主軸課題としつつ、明治期において特徴的な公園設置過程を示した地域を選定し、現地史料や新聞記事の探索を通じて、背景状況などを描き出すことを周辺課題とした。
主軸課題については、1939年から51年にかけて、奈良公園の維持および管理を考える奈良県と寺社のあいだで発生した衝突の事例から、日本の地方都市、とりわけ歴史的・文化的に重要な都市公園における公共性の発生とその定着を描きだした。それは、西洋の社会学における公共性とは異なる、「日本的」な公共性の一側面に接近できたと考えられる。この成果は、2018年9月15日に開催された日本社会学会で報告をおこない、最終的に「誰が奈良公園を保存したのか -1939年から51年の公園地解除の議論から」という論題で、京都大学文学部社会学研究室編『京都社会学年報』第26号に発表した。
周辺課題については、2018年11月22日から26日にかけて、栃木県宇都宮市および日光市において、日光山周辺地域の公園化を目的とする明治時代の保存運動の調査をおこなった。また、2019年3月4日から8日にかけて、国立国会図書館において、奈良公園経営の基本にある山林経営や内務省の林業政策に関する先行研究の調査を、東京都公文書館では、奈良公園公園地解除の際の地上権が県に移管する根拠となった東京市の事例の調査を実施した。その結果、東京と奈良においては、その公園管理の発想が全く異なることが判明した。さいごに、2019年3月11日から15日にかけて、沖縄県那覇市の図書館にて、奥武山公園関連の史料収集をおこなった。その結果、公園設置にかかる内地出身の寄留商人や政治家の動向、および学校教育での活用などの実態が明らかになってきた。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 「誰が奈良公園を保存したのか -1939年から51年の公園地解除の議論から」2018

    • 著者名/発表者名
      堂本直貴
    • 雑誌名

      『京都社会学年報』

      巻: 第26号 ページ: 63-88

    • NAID

      120006591382

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 誰が奈良公園を保存するのか -1939年から51年の公園地解除の議論から2018

    • 著者名/発表者名
      堂本直貴
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「誰が奈良公園を保存したのか ―1939年から51年の公園地解除の議論から」2018

    • 著者名/発表者名
      堂本直貴
    • 学会等名
      京都大学社会学研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 「近代旅行者の地図と想像力 ―土産物としての奈良絵図をてがかりに―」2017

    • 著者名/発表者名
      堂本直貴
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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