• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

装いが作り出す社会空間に関する文化人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17J10176
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関京都大学

研究代表者

康 陽球  京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2017年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード東南アジア / ベトナム / 少数民族 / 民族関係 / チャム / イスラム / 装い
研究実績の概要

2017年度から継続していた現地調査を2018年7月まで行った。調査では、ベトナム・ニントゥアン省におけるチャム人、キン人、ラグライ人の民族関係の動態と着衣の実践との関連性を考察するために、フィールドワークによる資料収集と公文書館における資料収集を行った。
フィールドワークにおいては、チャム人の洗骨儀礼や司祭を承認する儀礼、チャム人居住地の近隣に居住するラグライ人とチャム人との関係について調査を行った。そこから、バラモン教徒(アヒン)とバニ教徒(アバール)が相互補完的な関係にあるのことがわかった。さらに、政府機関をも巻き込みながら年に一度行われるチャム人のカテ祭りにおいて、ラグライ人たちが、チャンパ王国の王の服の管理者として、重要な儀礼的役割を果たしていることがわかった。これは、少数民族間の交流を警戒するベトナム政府が両者の交流を公的に承認していることを示すものである。
公文書館においては、1950年代から1970年代、ベトナム共和国統治下のニントゥアン省における少数民族政策に関する資料を収集した。具体的には、ベトナム共和国政府による少数民族管理の方策や、少数民族居住地を経済的に発展させるための施策、民族解放戦線による蜂起の記録に関する資料を収集した。
帰国後は、調査で得られた資料の分析と考察を行い、博論執筆および学会発表や学会誌への論文投稿として発表するための準備を行っている。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] ベトナム南中部ラグライ人社会における国家の権威と精霊の力2019

    • 著者名/発表者名
      康 陽球
    • 学会等名
      日本文化人類学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Caring bodies, caring spirits, increasing productivity: contemporary animism of the indigenous Raglai under Socialist Vietnam reign2019

    • 著者名/発表者名
      Kang Yang Gu
    • 学会等名
      Asian Studies Conference Japan
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [図書] ラウンド・アバウト2019

    • 著者名/発表者名
      神本 秀爾、岡本 圭史
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      集広舎
    • ISBN
      9784904213650
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi