研究課題/領域番号 |
17J10639
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丸谷 恭平 京都大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | マッチング理論 |
研究実績の概要 |
マッチング理論とは、男性と女性、企業と労働者、学校と学生といった2つのタイプに分類されるグループに対して、人と人、あるいは人と勤務先や学校の組み合わせを考える枠組みである。どのような組み合わせが望ましいかといった経済厚生に関する考察のほか、組み合わせを決定する過程で生じる戦略的状況の分析を行っている。本研究は、これまで静的環境を分析の中心としてきた当該分野の既存研究とは一線を画し、動的なマッチング問題における、経済厚生の再定義とインセンティブ構造の解明を目的としている。 動的な構造を有するマッチング市場の代表的事例として、日本の就活市場やアメリカのPhDプログラム出願などを想定し研究を行った。これらの市場では企業・大学ごとに異なる募集期間を設けて選考を行っており、例えば就活市場では、まず外資系企業が選考を開始し、その後国内企業が春採用・秋採用と顔ぶれを変えながら登場する。動的マッチング問題を扱った既存の文献とは異なり、企業・労働者に戦略的な行動選択の幅の大きいこれらの市場では、インセンティブ構造は大変に複雑であることが考えられる。 昨年度までの研究において、動的マッチング問題の定式化に取り組み、市場に参入する経済主体のインセンティブ構造と、彼らの均衡戦略が導くマッチングのもつ性質とを明らかにした。本年度はこれらの研究成果を数々の国際学会で発表し、論文を作成した。特筆すべき研究実績として、アメリカの医療研修マッチングを統括するNRMPの協力のもと、本研究で開発したマッチング・メカニズムの現実応用性を検討している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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