研究課題
特別研究員奨励費
本研究は、偶発的に形成されていた従来のエキシプレックスとは一線を画し、電子ドナー・アクセプター間の距離や立体配座を精密に制御し、分子内で固定化した全く新しい「分子内エキシプレックス」を創出を目指した斬新な研究である。目的とする新規分子の基底状態および励起状態の最安定構造やエネルギーレベルを量子化学計算を用いて調査し、コンセプト実証に向けた端緒を着実に得ることができた。しかしながら、化合物の合成において多くの困難が生じ、これまでのところ目的分子の合成には至っておらず、現在、合成手法の見直しを検討中である。また、本研究課題の基盤技術となり得る熱活性化遅延蛍光の開発についても研究を実施し、高効率な純赤色発光材料を創製するとともに、材料設計指針を確立するなど、顕著な成果が得られている。
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)
Advanced Optical Materials
巻: 6 号: 5 ページ: 1701147-1701147
10.1002/adom.201701147