研究課題/領域番号 |
17J11223
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中根 若恵 名古屋大学, 人文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 映画学 / ドキュメンタリー / セルフドキュメンタリー / 自己表象 / ジェンダー / フェミニズム |
研究実績の概要 |
本研究は、日本のドキュメンタリー映画における女性の自己表象(セルフドキュメンタリー)を歴史的・社会的な観点から考察することを目的とする。そのために本研究は、(1)フェミニズムと自己表象、(2)クィアする自己表象、(3)ディアスポラ(越境/分断)をめぐる自己表象という三つのテーマに分けて調査・研究を行う。三年次計画の第3部としての本年度においては、昨年度から継続的に扱っている「クィアする自己表象」についての基礎的な資料調査を行うのと並行して、「ディアスポラ(越境/分断)」をめぐる自己表象の課題を展開するための端緒とするべく、日本という地域的な枠組みを相対化する視点を導入して女性の映画的自己表象を検討した。具体的な研究成果は以下の2点である。 第一に、前年度から開始した日本のLGBTQ映画祭に関する調査を基盤にして、関連するトピックの作品や資料の調査をさらに進めた。具体的には、日本におけるLGBTQ映画祭の歴史的な展開を踏まえつつ、上映された作品に関する映像資料や文字資料の収集につとめた。しかし、当初は、本年度中に映画制作者や映画祭のコーディネーターらへのインタビューを実施する予定であったが、それについては着手することがかなわなかった。 第二に、これまでに実施した研究との連続性を踏まえつつ、「ディアスポラ(越境/分断)」をめぐる自己表象について考察するために、日本のセルフドキュメンタリーの代表的な作例である河瀬直美の作品群をグローバルな映画の流通プロセスに位置付けて検討した。本研究の成果については2019年7月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたVisible Evidence XXVIにて口頭発表を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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