研究課題/領域番号 |
17J40035
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大村 亜希子 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 放射性炭素年代測定 / 深海底堆積物 / 有機炭素 / イベント層 / 海域地震 |
研究実績の概要 |
半遠洋性泥は遠洋性泥と同じように深海底を一様に覆うと考えられることが多かったため,イベント堆積物が含まれるという認識がなく,イベント堆積物の研究対象とはならず,その解析手法もなかった.本研究は,一見イベント堆積物が含まれていないと見られる半遠洋性泥に,海底地震などに起因するイベント堆積物を認定し,その形成プロセスと形成年代を特定する手法を確立することを目的とした. 1)有機炭素の放射性炭素年代連続測定による深海底イベント堆積物の認定 堆積物に含まれる有機炭素を利用した放射性炭素年代を連続して測定することにより,半遠洋性泥の“観察”では確認できないイベント層を認定した.本研究では,下位層よりも有意に古い年代値を示す層準を,堆積物の再移動により本来の堆積年代よりも古い有機炭素が混入したことに起因するイベント層とした.南海トラフ沿い熊野トラフの半遠洋性泥には,過去約600年間に6層準のイベント層を認定することができ,17世紀以降に発生した海域地震と洪水に対比される可能性が示された. 2)浮遊性有孔虫による放射性炭素年代測定 半遠洋性泥のイベント層形成年代の見積もりには,イベント層ではない通常層の堆積物に含まれる浮遊性有孔虫の放射性炭素年代を測定し,堆積年代を推定する必要がある.イベント層の起源と堆積プロセスを検討した堆積物について,浮遊性有孔虫の拾い出しを行い,東京大学大気海洋研究所の加速器質量分析装置を使用して,放射性炭素年代測定を行った.
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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