研究課題/領域番号 |
17J40087
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
白井 聡子 筑波大学, 人文社会系, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チベット=ビルマ語派 / チァン語支 / チァン語群 / 方向接辞 / 否定 / 動詞接辞 / 地理言語学 / 記述言語学 / アスペクト / ダパ語 / 川西民族走廊諸語 / 代名詞 |
研究実績の概要 |
[1] データ収集:最新の出版物の入手、学会・研究打ち合わせ等における最新の研究資料の入手、および、内外の研究者との研究協力をとおして、当該地域の言語に関するデータ収集を行った。ただし、現地調査については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止せざるを得なかった。そのため、一次資料の不足を二次資料で補う形で研究を行った。データ入力を進め、川西民族走廊諸語方向接辞データベースの拡充、チァン諸語基礎語彙データベースの拡充、チァン諸語否定形式データベースの作成などを行った。 [2] 地域特徴の分析:(1)動詞に付加される方向接辞の研究を進めた。特に、当該地域の言語に見られるそれぞれの方向接辞について地理言語学的手法を用いて分析を行い、up - down, in - out, upriver - downriver, east - west の各形式の発達過程について新たな仮説を立てた。昨年度の口頭発表からさらに最新資料を用いてデータを拡充し、議論を深めて、論文を執筆し、国際誌 Himalayan Linguistics に採択された。さらに、ダパ語とギャロン語の対照から方向接辞の機能派生過程を分析した論文を執筆した。(2)動詞接辞の一つである否定辞について記述と分析を行った。川西民族走廊地域で話される主要な言語グループであるチァン諸語における否定辞の発達について、地理言語学的観点と比較言語学的観点の双方から分析を行った。その結果、ma という表面的には共通する形式に異なる機能と3種類の来源があることを明らかにした。この成果は学会において発表した。(3)借用語の分布について地理言語学的観点から分析を行い、川西民族走廊地域において特にチベット語の影響を強く受けている地域を明らかにした。この成果は、口頭発表を経て論文にまとめ、公開した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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