研究課題/領域番号 |
17K00004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
横尾 英俊 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (70134153)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 情報基礎 / 情報理論 / データ圧縮 / ユニバーサル符号 / エントロピー符号 / エントロピー符号化 |
研究成果の概要 |
本研究では,無ひずみデータ圧縮の新規手法の確立を通じた体系全体の見直しを目標とし,その基盤となるエントロピー符号化法とユニバーサル符号化法から,それぞれ Asymmetric Numeral Systems (ANS) と部分列数え上げデータ圧縮法を研究の中心に据えて,理論的解析と従来法との関係のより一層の明確化を行った。 ANSについては,その圧縮性能が理論的に最適となる十分条件を与えた。それを基礎として,各種バリエーションの解析及び改良の提案を行った。部分列数え上げ法については,文字列の変換法であるBW変換との関係を明らかにし,両者を共に修正した手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度情報社会にあって,データ通信の重要性は言を俟たない。データ通信の効率化と高信頼性化のための様々な技術の基盤をなすエントロピー符号化とユニバーサル符号化とを理論的に研究したものである。特に,Apple等のIT大企業が製品に組み込んでいるとされながら,その性能の理論的根拠に乏しかったエントロピー符号の例について,種々の性質を世界に先駆けて明らかにした。その結果,データの蓄積や通信のためのこれからのシステムにとって有用な知見を得た。
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