研究課題/領域番号 |
17K00074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
井口 寧 北陸先端科学技術大学院大学, 情報社会基盤研究センター, 教授 (90293406)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | FPGA / 音楽電子指紋 / MIDI / リコンフィギャラブルシステム / 電子指紋 / 音楽ファイル / インターネット / 人工音楽 / GPGPU / クラスタリング / DWT |
研究成果の概要 |
本研究では,インターネット上の音楽ファイルから電子指紋をリアルタイムに検出し,音楽情報DB(データベース)を検索しながら,電子ファイルの流通をコントロールするための要素技術を解明する.本研究の成果の概要としては,計算した電子指紋を大規模な楽曲データベースから実時間で照合するため,複数GPGPUを用いた検出機構を確立した.また従来電子指紋を楽曲の先頭128kサンプルのみで計算していたところ,楽曲全体から電子指紋サンプルを取得することによって,指紋の検出精度が向上した.更に検出システム全体を高位合成によって構築可能であるという知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,Winny や WinMXなど,インターネットでデジタル著作物を交換するソフトウェア(ファイル交換ソフト)が広く用いられ,デジタル著作物の著作権侵害が大きな社会問題となっている.ファイル交換ソフトを利用する理由は,必ずしも著作権を侵害することが目的ではなく,音楽等の便利な入手ツールとして利用している要素が少なくない.もし音楽の電子指紋が高速に検出・検索できれば,誰が誰にどの楽曲を送ったか把握でき,許諾の付与や課金が容易に可能になる.このような手軽で合理的な音楽共有のための手段を構築し,社会の豊かさに貢献することが,本研究の最終目的である.
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