研究課題/領域番号 |
17K00107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
横山 和俊 高知工科大学, 情報学群, 教授 (50559135)
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研究分担者 |
谷口 秀夫 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (70253507)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | クラウドコンピューティング / プログラム実行環境移送 / プリコピー移送 / オペレーティングシステム / 仮想化技術 / クラウドコンピューティング基盤 |
研究成果の概要 |
クラウドコンピューティングの環境では,処理を適切に分散し,APが走行する計算機を変更し再配置することが頻繁に行われる.つまり,広域分散システム環境で,APの実行環境を移送する機能が重要となっている.本研究では,広域分散システムを対象としたAPの移送技術を確立した.確立した移送技術では,APの必要最小限のソフトウェア資源を,APの資源アクセス情報を利用し特定する.また,移送に伴うAPの停止時間を短縮するため,移送内容を分割して転送する.さらに,計算機間に跨る関連の深いAPグループを移送するため,socket通信を監視し,計算機間に跨るAPグループの特定を実現している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の計算機のソフトウェア資源をすべて移送していた問題点について,必要最小限の移送内容を特定し移送することが独創的である.特に,移ファイルの共有関係やアクセス種別(ReadOnlyやReadWriteなど)に着目し,一括して移送する必要があるプログラムファイル群とデータファイル群を追跡する点が独創的である.また,本研究では,移送内容を転送することに伴うAPの停止時間を短縮するため,ファイルサイズやファイルの更新頻度を用いて転送する順序を制御する点が独創的である.
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