研究課題/領域番号 |
17K00115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
紙名 哲生 大分大学, 理工学部, 准教授 (90431882)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文脈指向プログラミング / リアクティブプログラミング / 言語設計 / 時系列データ / プログラミング言語 / 永続化 / ソフトウェア学 / ソフトウェア開発効率化 |
研究成果の概要 |
ソフトウェアとハードウェアの融合が進む現在,ソフトウェアは外界から取得される多様な情報に応じて適応的に動作することが求められる.そこには複雑なデータの流れとそれに応じた振る舞いの動的な変更があり,このことは既存技術によるソフトウェアの開発を難しくする.本研究では,この問題を,プログラミング言語による記述を変えることによって根源的に解決することを目指し,データの流れを宣言的に記述できるリアクティブプログラミング(RP)言語と,文脈に依存した動作をモジュールとして分離できる文脈指向プログラミング(COP)言語それぞれの機構を深化させた.また,両者を統合したシンプルな計算体系を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の応用分野としては,CPSやIoTをはじめ,環境とのやりとりを密に行う様々な分野があげられる.これらのソフトウェア開発の難しさを,プログラミング言語による記述を変えることによって解決することにより,複雑なコーディングにコストをかけなくてすむようになるため,ソフトウェアの生産性や安全性の向上が期待できるという点で社会的に意義がある.また,異なる起源を持つCOPとRPを,同じ目的のもとに統合させる点は,本研究の大きな特色である.この統合はこれまでなされておらず新規性があり,またそれを通じて両者の考え方をともに深化できるという点において,プログラミング言語分野の研究に貢献する.
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