研究課題/領域番号 |
17K00118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
山井 成良 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90210319)
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研究分担者 |
大坐畠 智 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (30361744)
北川 直哉 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50749900)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ネットワーク / インターネット高度化 / 情報通信工学 / 移動体通信 |
研究成果の概要 |
本研究課題では各端末が複数のアクセスポイントを同時に利用できるマルチホームネットワーク環境において多人数同時利用での高速かつ公平な通信の実現を目的としている.そのため,ネットワーク側にVPNサーバを用意し,端末とVPNサーバとの間でMPTCPによるマルチホーム通信を行う構成を採用し,選択的バイキャスト通信やVPNサーバによる経路選択により信頼性,公平性を確保しつつ通信の高速化を目指した.その結果,VPNサーバが各アクセスポイントの通信状態に基づき,外部プログラムを用いて端末との通信経路を切り替える機能を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のマルチホームネットワークに関する研究ではend-to-end通信の性能向上に主眼が置かれ,1種類のネットワークしか利用できない利用者が混在する状況下での公平性の担保についてはほとんど研究されていない.これに対して本研究では選択的バイキャストにより通信量をあまり増やさずに通信性能の改善を図っており,公平性に十分配慮している点で学術的意義がある.また,この研究成果によりネットワーク全体での効率的な利用を図ることが可能となり,利用者にとっても通信業者にとっても意義深いと思われる.
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