研究課題/領域番号 |
17K00122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
笹森 文仁 信州大学, 学術研究院工学系, 教授 (70298090)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | OFDM / 無線センサネットワーク / 広域化 / 長寿命化 / 低消費電力化 / OFDM / センサーネットワーク / ネットワーク |
研究成果の概要 |
近年注目を浴びている可視光や超音波を媒介とした無線ベースバンド伝送方式は電波を用いないため,例えば災害時などに無線局免許無しで容易に無線ネットワークの構築が可能である. 本研究では,新しいOFDMベースバンド伝送方式を提案し,コンピュータシミュレーションならびに,マイコン開発ボードやシングルボードコンピュータ,スマートフォンを活用した伝送実験により,提案方式は無線ネットワークエリアの広域化ならびに送受信機の低消費電力化に有効であることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の提案方式は,広域化・低消費電力化といった目的を達成するための特別なハードウェアは必要とせず,無線回線の状態に応じて方式設計パラメータを適応的に変更するといった制御がソフトウェア(信号処理)だけで可能となる.本方式は音の帯域を用いたOFDM信号を生成でき,信号処理量も小さいことから,低価格で小型なマイコン開発ボードやシングルボードコンピュータにも実装可能である.電波利用が制限されている場所において光や超音波を媒介とした無線ネットワーク構築も可能であることから,本方式は無線ネットワークを必要としている様々な環境に対して柔軟な回線設計に寄与することが期待できる.
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