研究課題/領域番号 |
17K00137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
源田 浩一 日本大学, 工学部, 教授 (00564105)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 激甚災害 / ネットワーク / 最適化 / アルゴリズム / トラヒック / 故障 / 自然災害 |
研究成果の概要 |
激甚災害の発生により通信ネットワークが想定外の被害を受けたとき、段階的な物理設備の復旧が必要となる。復旧要件の時間変化を考慮した効果的な通信ネットワーク復旧に着目し、復旧要件として疎通回復とトラヒック回復の両面を考慮した復旧順序決定法を提案した。また、大規模ネットワークの復旧順序を現実的な時間で決定するため、故障の影響のないネットワークエリアを抽象化することにより計算上のネットワーク規模を小さくするネットワーク縮退アルゴリズムを提案した。検討した復旧順序決定法の実用的なアウトプットを目指して、ネットワークシミュレータを具現化し、故障発生から復旧まで一連の基本動作を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後発生しうる激甚災害の備えとして、大規模通信ネットワーク故障時の効果的な設備復旧順序の決定方法に関して、疎通回復を優先する等の現実的な要求条件の反映や、迅速な復旧順序決定を可能とする実用性を高めた順序決定方法を先駆けて明らかにした。また提案する復旧順序決定法の社会実装に向けて、ネットワーク検証環境における動作検証と、ネットワークオペレータの活用を想定したシミュレータの具現化を通して、検討を前進させた。
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