研究課題/領域番号 |
17K00142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
内藤 克浩 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (80378314)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | OFDM / 無線LAN / マルチチャネル / オーバーラップ帯域 / 変復調技術 / アクセス制御 / WiFi / オーバラップチャネル / マルチ帯域幅 / 無線通信 / 変復調 / ブロードキャスト / 情報通信工学 / 移動体通信 / ネットワーク |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、複数チャネル及びオーバーラップ帯域を想定した、新たな無線通信方式を提案した。提案方式の利点は、帯域内の無線信号の一部を受信した場合にも復調が可能な点である。さらに、異なるチャネル間で発生する信号衝突を回避するために、複数チャネル及びオーバーラップ帯域を想定したアクセス制御技術も提案した。提案技術では、アクセス制御とデータ送信に異なる帯域幅の信号を利用する。その結果、隣接チャネルを用いる他端末は、データ伝送信号を復調できない場合にも、アクセス制御の伝送によりデータ伝送を認識することが可能となる。評価結果では、提案技術により隣接チャネル間のパケット競合を回避できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実施した研究課題は、近年多くの通信方式で利用されているOFDMを想定したものであり、様々な通信方式に適用することが可能なものである。特に無線LANを代表とするコンシューマー系機器の通信環境は、チャネルの適切な利用がなされておらず、通信性能の劣化が課題となっている。本研究の技術を利用することにより、隣接チャネルの端末間と容易に情報交換が可能になることから、利用チャネルや帯域の自動設定及び通信予約などの機能を実現するための基盤的な技術としても活用可能になると考えており、本研究の学術的意義や社会的意義は一定度合い見込めるものと考えている。
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