研究課題/領域番号 |
17K00162
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
宮地 英生 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (00501727)
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研究分担者 |
小木 哲朗 慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科(日吉), 教授 (00282583)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 可視化 / 点群データ / データ軽量化 / データリダクション / 大規模可視化 / デバイス設計・製造プロセス / 情報システム / バーチャルリアリティ / インターネット高度化 |
研究成果の概要 |
本研究では、”見た目の検討に十分な精度”に着目することで、CADデータの複雑さに関係なく利用者が要求する指定データ量に軽減する「3次元点群化技術」を用い、スマートフォンにおいて大規模CADデータのAR表示を可能とするデータ軽量化システムを開発した。提案方式において、2つのパラメータ操作によりデータ量と品質を自由に制御できることが確認できた。また、点群の間引きにも利用できた。同システムを公開したところ、利用者から3次元形状類似判定に利用したいというニーズがあり、機械学習を用いた3次元点群同士の形状マッチングを試みた。11種類の椅子のモデルを95%程度の精度で識別できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
製品や建物の3次元形状はコンピュータにデータとして保存されている。これらのデータをスマートフォンで閲覧できれば、遠隔で仕事をしている人々の間で製品や建物のデザインを共有することができる。しかし、精巧に作られた3次元の形状データは非常に大きな容量になるため、スマートフォンのような小型装置で閲覧することが難しい。提案システムは、このようなとき、閲覧時のスクリーンのサイズ(解像度)に応じて、見た目の品質を下げることなく大容量のデータを小さくすることができる。また、拡張現実技術(AR)を用いることで写真の中にCGで製品や建物を表示してサイズや設置時の雰囲気を体感することが可能となる。
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