研究課題/領域番号 |
17K00169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高性能計算
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂本 尚久 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (20402745)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大規模可視化 / 並列可視化 / In-situ可視化 / データ探索 / 数値シミュレーション / 可視化パイプライン / 深層学習 / 数値計算 / 可視化 / ソフトウェアレンダリング / 並列レンダリング / ボリュームデータ / 並列計算 |
研究成果の概要 |
本研究では、スパコン上で計算される大規模数値シミュレーションデータを手元の可視化用端末に移動させることなく、Webブラウザを通して手軽に探索的な可視化ができるデータ分析環境を開発した。本開発では、研究代表者が開発した粒子レンダリング法を拡張し、スパコン上で効率的な並列処理を実現する手法を開発した。さらに、可視化処理手順を記述するために必要な可視化パイプラインの半自動構築手法を開発し、Webブラウザ経由でそれらの操作を実現することで、大規模データ向けの探索的なデータ分析環境の構築を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された大規模数値データ向けの並列粒子レンダリング法により、これまではリソースの不足により可視化できなかったようなスパコン級の大規模データも詳細に可視化できるようになり、新らしい知見獲得に大きな貢献が期待できる。また、Webブラウザと介した探索的なデータ探索基盤としてシステムを構築することによって、デスクトップ環境からスパコン環境まで統一的にサポートする統合的な可視化基盤環境を実現した。本開発によって可視化にかかるコストが大幅に低減されることでよりデータ解析に集中することができ、その結果、大規模数値シミュレーション結果を根拠とした科学的課題解決にかかる時間の短縮への貢献が期待できる。
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