研究課題/領域番号 |
17K00177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
黒澤 馨 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (60153409)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 暗号 / キーワード検索 / アクセス情報 / PIR / 誤り訂正 / アクセスパターン / 情報理論的安全性 / 共通鍵暗号 / 辞書 |
研究成果の概要 |
キーワード検索可能暗号では、ユーザは検索キーワードを秘密にしたまま、それを含むファイルを取り出したい。Private information retrieval (PIR)では、ユーザはインデックスiを秘密にしたまま、データベースX = (x_1, . . . , x_n)からx_iを取り出したい。本研究では、まず、任意のPIR方式とカッコーハッシュを組み合わせると、ユーザはキーワード集合を記憶しておくことなく、アクセス情報も秘匿できるキーワード検索可能暗号を構成できることを示した。次に、b重誤り訂正LサーバPIR 方式に対し、計算量がLの3乗のオーダーで済む効率のよい復号法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クライアントは、暗号化したファイルの集合をサーバに格納しておき、検索キーワードを秘密にしたままそのキーワードを含むファイルを取り出したい。このように、情報セキュリティと利便性という相反する2つの目的を両立させる暗号方式をキーワード検索可能暗号方式という。本研究では、まず、カッコーハッシュとprivate information retrieval(PIR)を組み合わせると、ユーザはキーワード集合を記憶しておくことなく、アクセス情報も秘匿できるキーワード検索可能暗号を構成できることを示した。次に、b重誤り訂正LサーバPIR 方式に対し計算量がLの3乗のオーダーで済む効率のよい復号法を開発した。
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