研究課題/領域番号 |
17K00183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
山本 博章 信州大学, 学術研究院工学系, 教授 (10182643)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 検索可能暗号 / 情報セキュリティ / 情報検索 / 暗号プロトコル / プライバシー保護 / 共通鍵暗号方式 / 有限オートマトン / 部分文字列検索 / 正規表現 / DAWG / ファクターオラクル / 文字列検索 / 共通鍵暗号 |
研究成果の概要 |
暗号化されたデータを暗号化したまま検索する技術は検索可能暗号と呼ばれ、安全に情報を管理するうえで重要な技術となっている。本研究課題では以下の成果を上げた。 (1)キーワード検索に向けては、階層型ブルームフィルタを用い、データの更新(追加・削除)可能な動的検索可能暗号、検索結果の検証機能を埋め込んだ検証可能動的検索可能暗号を開発した。(2)部分文字列検索可能暗号に関しては、拡張型のDAWG(directed acyclic word graph)やファクターオラクルを用いた安全で効率的な手法を設計した。(3)正規表現検索については、有限オートマトンの構造を漏らさずに検索する手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クラウドサービスの発展により、ユーザが外部サーバにデータを保存し、利用する形態が拡大している。そのため、第3者だけでなく、サーバ管理者に対してもデータの内容を漏らさずに安全に利用できる仕組みの重要性が高まっている。情報化社会の発展において、企業等における機密情報や個人情報の漏洩は大きな妨げとなる。本研究成果は、外部サーバを利用した安全な検索を提供するもので、この分野の発展に寄与すると思われる。
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