研究課題/領域番号 |
17K00194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
岡本 学 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (70600451)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報バリアフリー / 情報セキュリティ / 肢体不自由者支援 / パスワード入力 / 視線入力装置 / 非接触 / ウイルス感染拡大対策 / セキュリティ / 障害者支援 / インタフェース / 肢体不自由者 / 認証 |
研究成果の概要 |
本研究では、「情報バリアフリー」の実現を目標に、四肢の随意的な運動が難しい肢体不自由者向けに情報通信機器の使用を平易化することを目的とした。特には肢体不自由者においても、秘密が漏れることなくパスワード等の秘密情報の入力を可能とする方式を提案した。利用者は足踏みスイッチ、マットスイッチ、ストリングスイッチ等、運動障害の度合いに応じた様々な入力装置を選択でき、画面を覗き見られても漏洩することがない安全な方式を提案した。さらには視線入力装置を用いることにより、非接触で安全にパスワードを入力する方式及び画像の特定の一点を注視することにより個人認証を行う方式の提案を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「情報バリアフリー」の実現は、SDGsの「誰も取り残さない」精神にも直結し、情報化社会の更なる拡大にも貢献する。特にパスワード入力に代表される認証行為はサービス起点として必要になる行為で、肢体不自由者が健常者と同等の安全性でこれら行為が実施できることは重要である。さらには新型ウイルスの感染に伴い、手指を用いるキーボード入力以外の「非接触な入力方式」が求められ、その点、提案方式は足などの部位で入力できるため、健常者においても感染対策として活用できる点に優れる。加えて視線入力装置を用いた方式も同様で、注視行為で認証行為が可能になるため接触が不要で感染防止に貢献でできる。
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