研究課題/領域番号 |
17K00209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
青山 敦 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40508371)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 神経科学 / 脳・神経 / 脳情報 / 脳機能計測 / 多感覚統合 / 脳情報学 |
研究成果の概要 |
左右の音が反転して聞こえるウェアラブルシステムを長期にわたって装着した際の脳活動に基づいて,(視聴覚環境に対する)人間の環境適応性のメカニズムに迫った.視覚情報と聴覚情報の統合モデルの動態(獲得・定着,選択,解除・再獲得等)に着目して脳活動を解析したところ,人間は複数の統合モデルを脳内に保持でき,(視聴覚)入力の誤差が最小となるモデルを排他的に適用することで,自然には存在しない(視聴覚)環境にも適応できることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,環境適応性という人類の生存や進化に関わる重要な機能の一端を明らかにした点,左右反転立体音響への順応という新しいアプローチが環境適応性の解明において有効であることを示した点に学術的意義がある.また,知能ロボットの環境適応技術,バーチャルリアリティーにおける感覚情報の設計技術,発達障害に対する感覚統合療法を始めとして,多岐にわたる応用まで見据えられる点に社会的意義がある.
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